低温やけど
「低温やけど」は、摂氏45度前後から同50度程度の暖房器具などに長時間振れ続けることで起きる。
最近では、高齢者がゆたんぽやカイロなどを直接、肌に当てたまま寝てしまって「低温やけど」になるケースが多く発生している。「低温やけど」のキズは意外と深い場合が多く、キズの治りも遅くなりがち。「低温やけど」と言うと、その名称から浅い傷と判断しがちだ。
しかし、やけどが皮膚を通り越して皮下組織まで達する「3度」という最も思い症状になることも多い。やけどのキズは、深くなるほど痛みを感じなくなるので、皮下組織までやけどが達すると痛みを感じる神経がなくなってしまう。痛みが少ないので症状を軽く考えがちだが、放っておくと「壊死」が進み潰瘍になることもある。3度のやけどになると、完治するのに1ヶ月以上かかり、傷跡がのこることも少なくない。
低温やけどを防ぐには、ゆたんぽやカイロを直接肌に当たらないようにすることが大切。また、暖房器具を付けっぱなしで寝ないように、また、深酒をしないようにすることだ。
ひとくちガイド
日経新聞には、「ひとくちガイド」としてやけど全般の治療や低温やけどの事例、暖房器具の使用上の注意などを知りたい場合のインターネットサイトを紹介している。低温やけどは、ちょっとした見た目ではその重大さが分からないので手遅れになる場合がある。常識として知っておきたい。
■やけど全般の治療について
特定非営利活動法人(NPO法人)創傷治療センター「創傷治療よくあるご質問・やけどについて)
■低温やけどの事例や暖房器具の使用上の注意について知りたい場合
製品評価技術基盤機構の「低温やけどの事故防止について」
